佐々木スタッフのブログ

心に残ったエピソード

    ナイル川の風景

南スーダンでの支援活動は、7月9日の独立前後から治安状況が安定せずいたる所で襲撃や略奪が発生しました。

8月になって初めて支援地に入ることができたのも束の間、2回目の支援地訪問の8月19日夜8時から始まった銃撃戦が翌20日朝6時まで続き、私たちは一晩中一睡もせずにキャンプの中で身を潜めていたのです。 

 

その後いったん収まったかにみえた銃撃戦は朝8:00から大砲の音とともに再び始まり、私たちはその激しい銃撃戦に巻き込まれることとなったのです。 そして、残念なことに、係留場所にボートを取りに行ったワールドビジョンスーダンのボートドライバーが、その銃撃戦に巻き込まれいのちを落とすことになってしまったのです。 

 

    建物の壁にある銃弾の痕跡

人のいのちはかけがえのないものであり、大切ないのちを失ってしまったことは慚愧に堪えませんが、その場に居合わせたスタッフが次のように言っておりました。 

「彼は彼のいのちという尊い代価を払い天国に旅立って逝ったのだ。 それゆえに、現場にいた私たちはいのちが救われたのだ」と。

 

確かに、もし私たちがキャンプにいる危険性を考慮してドライバーとともにボートを取りに行っていれば、間違いなく私たちも巻添えになっていたのです。 彼によって私たちは生かされたのですから、私たちは彼の遺志を継いでこの支援活動を進めていく責任を有しているのです。

 どうか2012年が平和の年でありますように。

 

 

    活動の中心を担っているスタッフたち 

“すべての営みには時がある!”
“すべての営みには時がある’と言われていますが、この世の中には、まさにそのふさわしい時というものが存在するような気がします。

 

南スーダンでの支援活動は、実質的には2011年7月から始まったのですが、7月9日の独立記念日前後から現在に至るまで、治安上の理由から活動がなかなか進まない状況です。

 

このことを通して、小生は私たちの思いや願いを遥かに超えたところで物事が決められているということを実感した次第です。 なかなか進まない支援状況ですが、ある時をきっかけにして飛躍的に進むような予感がします。 

なぜならば、そのことば自体が示しているように、“すべての営みには時がある”からです。 

その時を期待しつつ精進していきたいと思います。                     

 

 

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